「英語を何年も勉強しているのに、いざ英語で話そうとすると言葉が出てこない」
そんな経験はありませんか?
私はTOEIC850点を取得しています。
TOEICの勉強を続けることで、英語の文章を読むスピードは上がりましたし、英語を聞くことへの抵抗感もかなり減りました。
仕事でも英語のメールや資料を読むことに以前ほど抵抗を感じません。
ところが、「自分の考えを英語で話す」ことになると、話は別でした。
実際、TOEIC850点を取得した後に私は1カ月間のセブ留学を経験しています。
そこで改めて感じたのが、
英語を「知っている」ことと、英語を「使える」ことは別物
ということでした。
もちろん、TOEICの勉強が無駄だったわけではありません。
むしろTOEICで身につけた単語や文法、リスニング力は、その後の英会話でも土台になりました。
ただ、それだけでは「話す力」にはなりません。
この記事では、私自身の経験をもとに、英語を勉強しているのに話せない人が、これから何をすればいいのかを7つに整理します。
なぜ英語を勉強しているのに話せないのか?
最初に整理しておきたいのが、
「英語が話せない=英語力がない」ではない
ということです。
例えば、
「I think we should reconsider this plan.」
という英文を見れば、
「この計画を再検討すべきだと思います」
と意味が分かる。
でも、会議中に、
「この計画についてどう思いますか?」
と突然聞かれたら、
「えーっと……」
となってしまう。
これは、
理解できる英語と、自分から取り出せる英語の間にギャップがある
からです。
私自身もまさにこの状態でした。
だから、英語を話せるようになりたいなら、これまでの「勉強」に加えて、英語を自分から使う練習が必要になります。
① まずは「簡単な英語」で話す練習をする
英語を話せない人が最初にやりがちなのが、
「正しい英語を話そうとしすぎる」
ことです。
例えば、
「このプロジェクトにはいくつか課題があります」
と言いたいとします。
難しい表現を考えて、
There are several significant challenges associated with this project.
と言おうとして、頭が止まってしまう。
でも、
There are some problems with this project.
でも十分伝わります。
英会話では、
「完璧な英文を作る」より「知っている英語でまず伝える」
ことが重要です。
私自身、セブ留学で外国人と会話する中で、この感覚を強く感じました。
日本で英語を勉強していると、どうしても「正しい英文を作る」ことに意識が向きます。
しかし実際の会話では、多少文法が間違っていても会話は進みます。
まずは、
知っている単語と文法だけで言いたいことを伝える。
ここから始めるのがおすすめです。
② 「英語を話す」ではなく「自分のことを英語で話す」
英会話の練習では、教材に出てくる例文だけを覚えるより、
自分自身について話す練習
をおすすめします。
例えば、
- 自分の仕事
- 家族
- 趣味
- 最近あったこと
- 休日の過ごし方
- 最近見たニュース
- 仕事で困っていること
などです。
例えば、
「今日は仕事で3つの会議がありました」
なら、
I had three meetings today.
「仕事が忙しくて疲れました」
なら、
I was tired because I had a busy day at work.
といった具合です。
こうした文章は、自分が実際に話す可能性が高い。
つまり、
使う可能性の高い英語から覚える
ことができます。
③ 日本語→英語の「瞬発力」を鍛える
英語が話せない人におすすめしたいのが、
日本語を見て、すぐ英語にする練習
です。
例えば、
「昨日は忙しかった」
↓
I was busy yesterday.
「明日は会議があります」
↓
I have a meeting tomorrow.
「この問題についてもう少し考える必要があります」
↓
We need to think about this issue a little more.
といった練習です。
ポイントは、
頭の中で完璧な英文を作り込まないこと。
最初は短くて構いません。
日本語を見たら、
「とりあえず英語にする」
という反射神経を鍛えていきます。
TOEICの勉強では、問題を見て正解を選ぶ能力が重要です。
一方、英会話では、
自分で英文を作り出す能力
が必要になります。
ここは意識的に練習する必要があります。
④ 英語を「話す時間」を強制的に作る
これは非常に重要です。
英語を話せるようになりたいのに、
英語を話す時間がゼロ
という人は少なくありません。
単語帳をやる。
英文法を勉強する。
TOEIC問題を解く。
英語ニュースを見る。
これらはすべて大切です。
ただし、それだけでは「話す練習」にはなりません。
だから、
毎日10分でもいいので英語を話す時間を作る
ことをおすすめします。
例えば、
- AI英会話
- オンライン英会話
- 英語学習アプリ
- ChatGPTとの英会話
- 独り言英会話
などがあります。
最初から1時間の英会話を毎日やる必要はありません。
むしろ、
10分×毎日
の方が継続しやすいでしょう。
⑤ ChatGPTを「英語の先生」として使う
英語を話す練習には、ChatGPTもかなり使えます。
例えば、
「あなたは英会話講師です。私と英語で会話してください。私の英語に間違いがあっても、会話を止めずに続けてください。最後に間違いをまとめてください。」
と指示してみる。
これだけでも英会話の練習ができます。
さらに、
「30代の会社員が仕事で使いそうな英会話を練習したい」
「海外出張でホテルのチェックインをする場面を練習したい」
「英語会議で自分の意見を伝える練習をしたい」
など、自分の目的に合わせてシチュエーションを設定できます。
ChatGPTのメリットは、
「間違えても恥ずかしくない」
ことです。
人との英会話では、
「こんな簡単な英語も話せないのか」
と思われるのが嫌で、話すことをためらってしまうことがあります。
AIなら、その心配がありません。
ただし、ChatGPTだけで完結させる必要もありません。
AIで練習→実際の人との会話で試す
という使い方がおすすめです。
⑥ 「英語を話す環境」に飛び込む
私自身、TOEIC850点を取得した後に、
「このままでは英語を話せるようにならない」
と思い、1カ月間セブ留学に行きました。
なぜ留学したのか。
TOEICの勉強をしていると、
「英語を理解する力」はかなり伸びます。
でも、
「自分から英語を話す」
という経験は別です。
そこで、強制的に英語を使わなければならない環境に身を置くことにしました。
セブでは授業だけではなく、学校の仲間や外国人と話す機会があります。
最初は言いたいことがうまく出てこない。
でも、毎日英語を使っていると、
「間違えても、とりあえず話してみよう」
という度胸がついてきます。
1カ月で劇的に英語力が変わったわけではありません。
ただ、
外国人と英語で話すことへの心理的なハードルが下がった
ことは、私にとって大きな収穫でした。
⑦ 「英語を話せるようになる」ではなく「何を話すか」を増やす
最後に、私がかなり重要だと思っていることがあります。
それは、
英語力だけでなく、自分の知識や経験を増やすこと
です。
例えば、
「日本の少子化について英語で意見を言ってください」
と言われたとします。
英語力があっても、
「そもそも少子化について自分の意見がない」
なら、話せません。
これは英語力だけの問題ではありません。
仕事でも同じです。
英語で会議をするなら、
- 自分の仕事
- 自社の商品
- 業界の動向
- 市場
- 自分の意見
について理解している必要があります。
つまり、
英語は「話すための道具」であって、話す中身そのものではありません。
英語力を伸ばすだけでなく、
「自分は何を伝えたいのか」
を持つことも大切です。
TOEICの勉強は無駄なのか?
ここまで読むと、
「じゃあTOEICの勉強なんて意味がないのでは?」
と思うかもしれません。
私はそうは思いません。
むしろ、TOEICの勉強は英会話の土台になります。
私自身、TOEIC850点まで勉強したことで、
- 単語力
- 文法力
- リスニング力
- 英文を読むスピード
は確実に伸びました。
英語のメールを読むことへの抵抗感も減りましたし、仕事の資料を読むスピードも上がりました。
ただし、
TOEICだけで英会話まで完成するわけではない。
ということです。
私なら、
TOEIC=英語の基礎体力を作る
英会話=その英語を使う練習
と考えます。
私がTOEIC850点取得後にセブ留学をした理由
私の場合、TOEIC850点を取得した後、
「次は英会話をやった方がいいな」
と思うようになりました。
そこで1カ月のセブ留学を経験しました。
30代後半での留学だったので、学生時代の留学とはかなり違います。
仕事の調整も必要でしたし、家庭との兼ね合いもありました。
それでも、
「英語を使う環境に一度飛び込んでみよう」
と考えました。
実際に行ってみると、聞き取りについては、日常会話特有のフレーズや知らない単語に苦戦することはあっても、思ったより対応できました。
一方で、
「自分の言いたいことを英語で話す」
ことは難しかった。
ここで改めて、
英語を理解する力と、英語を使って自分の考えを伝える力は別物
だと実感しました。
だからこそ、英語を話せるようになりたい人には、インプットだけでなくアウトプットの時間を意識的に作ってほしいと思っています。
英語が話せるようになるためのおすすめ学習サイクル
私なら、次のようなサイクルで勉強します。
STEP1:英語の基礎を勉強する
単語・文法・リスニングなど。
↓
STEP2:自分が使う英語を覚える
仕事・旅行・趣味など、自分に関係する表現を増やす。
↓
STEP3:実際に英語を話す
AI英会話・オンライン英会話などを活用する。
↓
STEP4:間違いを確認する
ChatGPTなどを使って、
「もっと自然な表現は?」
「この英文はなぜ間違っている?」
と確認する。
↓
STEP5:もう一度使う
同じ表現を実際の会話で使ってみる。
この繰り返しです。
まとめ:英語を話せるようになりたいなら「使う時間」を増やそう
英語を勉強しているのに話せない。
これは決して珍しいことではありません。
私自身もTOEIC850点を取得した後に、セブ留学を経験して改めて実感しました。
大切なのは、
「英語をもっと勉強しなければ」と考えるだけではなく、「英語を使う時間」を増やすこと。
そのためにおすすめしたいのが、
- 簡単な英語で話す
- 自分のことを英語で話す
- 日本語→英語の瞬発力を鍛える
- 英語を話す時間を強制的に作る
- ChatGPTを英会話練習に使う
- 英語を話す環境に飛び込む
- 「何を話すか」という中身も増やす
という7つです。
そして、最初から完璧に話せる必要はありません。
私自身、セブ留学をしても1カ月でペラペラになったわけではありません。
それでも、
「間違ってもいいから英語で話してみよう」
という感覚を身につけられたことは、その後の英語学習に大きく影響しました。
TOEICの点数を伸ばすことも大切です。
でも、ある程度の基礎ができたら、ぜひ一度、
「英語を勉強する」から「英語を使う」
に意識を切り替えてみてください。
英語は、知っているだけでは使えません。
使った英語だけが、自分の言葉になっていきます。

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