英語の会議で「それは違うと思う」と言いたいのに、言い方が分からず黙ってしまう。あるいは「I disagree.」と言って、場の空気が固まってしまう。どちらもよくある悩みです。
英語には、反対意見をやわらかく伝えるための決まった言い回しがたくさんあります。この記事では、使いやすい「型」と、場面別のフレーズをまとめます。
この記事の結論
- 反対意見は「相手の意見を認める → 自分の懸念を言う → 代案を出す」の順で伝えると角が立ちにくい。
- 「I disagree.」より、「I see your point, but…」「I’m not sure that…」のほうが会議では使いやすい。
- 反対の理由は「人」ではなく「案」や「データ」に向ける。
反対意見を伝える基本の型
反対意見を言うときは、次の3ステップで組み立てると使いやすくなります。
| ステップ | 役割 | フレーズ例 |
|---|---|---|
| ① 認める | 相手の意見を受け止める | I see your point. / That’s a good point. |
| ② 懸念を伝える | 自分が気になる点を言う | However, I’m a bit concerned about the timeline. |
| ③ 代案を出す | 前に進める提案をする | What if we start with a smaller pilot? |
いきなり「No」から入るのではなく、①で相手を受け止めてから②③に進むと、議論が対立ではなく「よりよい案を探す話」になります。
やわらかく反対するフレーズ
- I see your point, but I’m not sure that’s the best approach.(おっしゃることは分かりますが、それが最善かは自信がありません)
- I’m not sure I agree with that.(それには同意しかねます)
- I have a slightly different view.(少し違う見方をしています)
- That’s one way to look at it. Another way might be…(それも一つの見方ですね。別の見方としては…)
「not sure」「slightly」「might」のような言葉をはさむと、断定を避けてやわらかく聞こえます。
懸念やリスクを伝えるフレーズ
真っ向から反対するのではなく、「心配な点がある」という形で伝えると、相手も受け入れやすくなります。
- My concern is that we might not have enough resources.(気になるのは、リソースが足りないかもしれない点です)
- Have we considered the risk of …?(〜のリスクは検討しましたか?)
- I wonder if the timeline is realistic.(スケジュールが現実的か気になっています)
代案を出すフレーズ
反対意見だけで終わると、議論が止まってしまいます。代案をセットにすると、建設的な発言として受け取られます。
- What if we …?(〜してみるのはどうでしょう?)
- Would it make sense to …?(〜するのは理にかなっていますか?)
- Another option could be to …(別の案としては〜もあり得ます)
避けたい言い方
| 避けたい | 理由 | 言い換え |
|---|---|---|
| You’re wrong. | 相手個人を否定している | I see it a little differently. |
| That doesn’t make sense. | 強く突き放して聞こえる | I’m not sure I follow the logic. Could you explain? |
| No. | 理由がなく議論が止まる | I’m not sure that will work, because … |
反対意見を言うときの心構え
コンサルの会議でも、反対意見そのものは歓迎されます。問題になるのは、理由がない反対と、人に向けた反対です。「なぜそう思うのか」をデータや事実で示し、「この案のこの部分が気になる」と対象をはっきりさせると、英語が完璧でなくても意見は伝わります。
よくある質問
Q. 「I disagree.」は使ってはいけないのですか?
使ってはいけないわけではありませんが、単独で言うと強く聞こえます。「I respectfully disagree.」や、理由を続けて言う形にするとやわらかくなります。
Q. 上司や顧客に反対するときはどう言えばいいですか?
「I see your point, but…」で受け止めてから、「My concern is…」と懸念として伝え、代案を出すのがおすすめです。
Q. 英語に自信がなくて反対意見を言えません。
まずは「My concern is …」の一文だけ覚えてみてください。反対ではなく懸念として伝える形なので、使いやすい表現です。
まとめ
英語で反対意見を言うときは、「認める → 懸念を伝える → 代案を出す」の型を使うと、角を立てずに意見を伝えられます。言い回しをいくつか覚えておくだけで、会議で黙ってしまう場面はぐっと減ります。

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