英語で何かを頼むとき、「Can you …?」で失礼にならないか、「Would you mind …?」は丁寧すぎないか、と迷うことはないでしょうか。
英語にも、日本語の敬語ほど厳密ではないものの、依頼の丁寧さの段階があります。この記事では、よく使う依頼表現を丁寧さの順に並べ、相手や場面に合わせた使い分けをまとめます。
この記事の結論
- 迷ったら「Could you …?」を使えば、ほとんどのビジネスの場面で失礼にならない。
- 相手の負担が大きい頼みごとほど、「Would you mind …?」「I was wondering if …」のように丁寧にする。
- 丁寧さは言い回しだけでなく、理由と期限を添えることでも伝わる。
依頼表現の丁寧さの段階
| 丁寧さ | 表現 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 低い | Please send me the file. | 指示に近い。社内の簡単なお願い |
| やや低い | Can you send me the file? | 同僚・親しい相手 |
| 普通 | Could you send me the file? | ビジネスの基本形 |
| 高い | Would you mind sending me the file? | 相手に手間をかけるお願い |
| とても高い | I was wondering if you could send me the file. | 目上・社外・大きなお願い |
「Please」は丁寧語のように思われがちですが、命令文につけると指示に近く聞こえることがあります。お願いをするときは疑問文の形のほうがやわらかくなります。
迷ったら「Could you …?」
- Could you check the numbers on page 5?(5ページの数字を確認してもらえますか?)
- Could you send me the latest version?(最新版を送ってもらえますか?)
「Could you」は丁寧すぎず、くだけすぎない、ビジネスで最も使いやすい依頼表現です。
手間がかかるお願いには「Would you mind …?」
- Would you mind reviewing the draft by Friday?(金曜日までに下書きを見てもらえますか?)
「Would you mind」の後は動詞にingをつけます。答えるときは、引き受ける場合「Not at all.(全然かまいません)」のように否定で答えるのが本来の形なので注意しましょう。
大きなお願いには「I was wondering if …」
- I was wondering if you could join the call tomorrow.(明日の電話会議に参加していただけないかと思いまして)
- I was wondering if we could move the deadline to next week.(締め切りを来週にしていただけないかと思いまして)
過去形・進行形を使うことで、遠回しでやわらかい印象になります。目上の人や社外の相手に、スケジュール変更などをお願いするときに便利です。
丁寧さを上げる「ひと言」
- 理由を添える:Could you send it by Friday? I need it for the client meeting.
- 期限に余裕を持たせる:… when you have a moment.(お手すきの際に)
- 感謝を先に言う:Thanks in advance.(よろしくお願いします)
日本語の「お忙しいところ恐縮ですが」に近いのは「I know you’re busy, but …」です。
断られやすいお願いのコツ
大きなお願いをするときは、相手が断りやすい余地を残すと、かえって引き受けてもらいやすくなります。
- If that’s not possible, no problem.(難しければ大丈夫です)
- Would that work for you?(それで問題ないでしょうか?)
よくある質問
Q. 「Can you」は失礼ですか?
失礼ではありません。同僚や親しい相手には自然な表現です。ただし、社外や目上の相手には「Could you」のほうが無難です。
Q. 「Please」をつければ丁寧になりますか?
疑問文に「please」を添えるとさらに丁寧になりますが、「Please do …」のような命令文は指示に近く聞こえることがあります。
Q. 「Would you mind」に「Yes」と答えるとどうなりますか?
本来は「気にします=嫌です」という意味になります。引き受けるときは「Not at all.」「Sure, no problem.」と答えると誤解がありません。
まとめ
英語の依頼表現は、「Could you」を基本にして、相手の負担が大きいほど「Would you mind」「I was wondering if」と丁寧にしていくのがコツです。理由や期限を添えるだけでも、お願いの印象はやわらかくなります。

コメント