英語の会議は、2〜3年でだいぶ慣れました。議題があって、順番があって、目的がある。あれは実はやりやすい。
本当にきついのは、会議が始まる前の3分と、終わったあとのエレベーターの中でした。週末どうだった、に気の利いた返しができない。相手が沈黙を埋めようとしてくれるのがまた申し訳ない。5年経った今でも、英語の雑談が「得意」にはなっていません。
ただ、「困らなく」はなりました。この記事は、苦手なままでも雑談で気まずくならないための、しのぎ方の記録です。
この記事の要点(先に結論)
- スモールトークのゴールは「面白い話をすること」ではなく「感じよく数往復すること」。ここを勘違いすると苦しい
- 会議前後の30秒は、定番フレーズを丸暗記しておけば乗り切れる
- ネタは「天気・週末・出張/地元」の3ジャンルだけ、英語で1〜2文ずつ用意しておく
- 自分が話し続けなくていい。質問を返して相手に7割しゃべってもらうのが正解
- 沈黙が気まずくなったら、話題を切るフレーズで自然に抜ける
スモールトークが苦手な人が誤解していること
僕が長年しんどかったのは、「気の利いたこと・面白いことを言わなければ」と思い込んでいたからでした。
でも、ネイティブ同士のスモールトークをよく聞いてみると、中身はほとんどありません。天気、週末、コーヒー、通勤。内容ではなく「感じよく2〜3往復して、場を温める」ことが目的です。
- 求められているのは面白さではなく、感じのよさとテンポ
- 1回の発言は1〜2文で十分。長く話すほうがむしろ不自然
- オチも情報量もいらない。相づちで受けて、質問を返せば成立する
これが腑に落ちてから、かなり楽になりました。
会議前後の30秒をしのぐ定番フレーズ
考えて作る場面ではないので、そのまま言えるようにしておきます。
| 場面 | フレーズ |
|---|---|
| 始まる前・切り出す | How is your week going so far. |
| 始まる前・週末に触れる | Did you have a good weekend. |
| 始まる前・様子を聞く | How is everything on your side. |
| 天気(万能) | Can you believe how cold it has been. |
| 受け答え(無難) | Pretty good, thanks. Busy but good. |
| 受け答え(普通) | Not bad. Same as usual, really. |
| 受け答え(正直) | Honestly, a bit hectic this week. |
| 抜けるとき | Anyway, I should let you go. |
| 抜けるとき | Good catching up. Talk soon. |
| 次につなげる | Let us grab a coffee sometime. |
ポイントは、受け答えのあとに必ず How about you を付けて、ボールを返すことです。
ネタは3ジャンルだけ用意しておく
無限に話題を持つ必要はありません。僕が用意しているのはこの3つだけです。
| ジャンル | 言える形の例 |
|---|---|
| 天気・季節 | It finally feels like spring. / This rain will not stop. |
| 週末・予定 | I just stayed home and recharged. / We took the kids to the park. |
| 出張・地元 | I am based in Osaka, actually. / First time in this office. It is bigger than I expected. |
それぞれ、英語で1〜2文の「言える形」にしてメモしておく。聞かれてから作ろうとするから固まるので、在庫を持っておくのが大事です。避けたほうがいいのは政治・宗教・年収・年齢・容姿・込み入った家庭の話。
質問を返す技術(自分が話し続けなくていい)
スモールトークが苦手な人ほど、「自分が何か言わなきゃ」と抱え込みます。逆です。相手に7割しゃべってもらうのがコツ。
- 相手の発言の一部を拾って質問にする(You went hiking. Whereabouts.)
- 感情で受けてから質問する(Oh, that sounds stressful. Is it settled now.)
- 定番の深掘りをする(How long have you been with the company. / Are you fully remote.)
自分は Oh nice. や That makes sense. や Wow, really. などの相づちと、短い共感を1文足すだけで、会話は回ります。
沈黙が気まずくなったときの抜け方
無理に続けなくていいので、自然に切るフレーズを持っておくと安心です。
- 会議前なら本題へ(Anyway, shall we get started.)
- 相手を解放する(I will let you get back to it.)
- 通話へ移る(We should probably jump on the call.)
- 仕事の話に逃げる(So, how is the 〈プロジェクト名〉 going.)
沈黙を「失敗」と思わないことも大事です。ネイティブ同士でも普通に沈黙はあります。
オンライン会議のスモールトーク(入室〜開始まで)
リモートだと、参加者が揃うまでの1〜2分がスモールトークの時間になります。
| 場面 | フレーズ |
|---|---|
| 先に入っていた | Hi 〈名前〉, how are you. We might wait a minute for the others. |
| 音声を確認する | Can you hear me okay. |
| 背景に触れる | Your background looks great. Where is that. |
| 間をつなぐ | Let us give people another minute to join. |
| 主催者として締める | Okay, I think we are all here. Let us get started. |
対面よりネタが限られる分、天気・在宅・接続トラブルの3つで十分回せます。
練習方法(AIと人間の使い分け)
- AI英会話(毎日5分):ネタの「言える形」を作る練習。週末どうだったに3パターンで答える、質問を返す、を反復。誰にも聞かれず何度でもやり直せる
- オンライン英会話のフリートーク(週1〜2):人間相手で「間」と「テンポ」を体で覚える。レッスンの最初の3分をあえて雑談に使ってもらうと、本番の予行になる
- 実戦のログを取る:会議前後の雑談で詰まったフレーズをメモして、翌日AIで言い直す。独り言練習と同じ回し方(参考:「「英語の独り言」を半年続けて分かった、スピーキングが伸びる人と伸びない人の違い」)
会議本編で発言できない・割り込めない問題は「英語の会議で「発言できない」を抜け出した、7つの割り込みフレーズ」にまとめています。
よくある質問
Q. 英語の雑談で何を話せばいいか分かりません。
天気・週末・出張/地元の3ジャンルだけ、英語で1〜2文の「言える形」を用意しておけば十分です。面白い話は要りません。感じよく2〜3往復すればゴールです。
Q. 自分が話し続けられません。
話し続けなくて大丈夫です。相手の発言を拾って質問を返し、相手に7割しゃべってもらうのが正解。相づち+短い共感+質問、の型で回ります。
Q. 沈黙が怖いです。
ネイティブ同士でも沈黙はあります。気まずくなったら、本題や仕事の話に自然に移して構いません(shall we get started / how is 〈プロジェクト〉 going)。
Q. スモールトークの練習はどこでできますか。
AI英会話でネタと定番フレーズを固め、オンライン英会話のフリートークで人間相手の「間」に慣れるのが効率的です。レッスン冒頭の数分を雑談に充ててもらうと本番の練習になります。
今日から試すなら(どちらも無料体験あり)
ネタとフレーズを固める:AI英会話アプリ
週末どうだったに3パターンで答えて質問を返す、を1日5分。在庫を作っておけば本番で固まりません。
英語を話す力を伸ばしたい方に最適なAI英会話アプリ【スピーク】![]()
間とテンポに慣れる:オンライン英会話のフリートーク
レッスンの最初の3分を雑談に使ってもらうと、会議前のスモールトークの予行になります。無料体験で試せます。
話題の引き出し:英語雑談・スモールトークの書籍
場面別のネタとフレーズが載った本を1冊持っておくと、在庫を増やせます。

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