結論:TOEIC700点は受験者の上位約3割(約32%)、偏差値にすると約56(参考値)。平均点(約600点)より100点ほど高く、「英語が得意な人」の入り口にあたるスコアです。300点台から始めて700点台で一度つまずいた筆者が、数字と実感の両面から解説します。
「TOEIC700点って、どのくらいのレベル?」
「履歴書に書いて意味がある点数?」
「今のスコアから700点まで、何時間くらい勉強すればいい?」
700点は、多くの人が最初に目標にするスコアだと思います。私自身もTOEIC300点台から勉強を始め、700点を一つの通過点として、最終的に850点を取得しました。
この記事では、
- TOEIC700点は上位何%なのか
- 平均点・偏差値・CEFRで見るとどのくらいか
- 700点で「できること」と「まだ足りないこと」
- 今のスコアから700点までに必要な勉強時間の目安
- 700点の次に待っている「壁」
についてまとめます。
TOEIC700点は上位約3割。受験者の中では「上の方」
まず、上位何%なのかを数字で確認します。
IIBC(TOEICの運営団体)が公表している公開テストのスコア分布から、ある実施回(受験者20,269人・平均601.5点)のデータで計算すると、次のようになります。
| スコア | 上位何%か |
|---|---|
| 895点以上 | 約4.2% |
| 845点以上 | 約8.6% |
| 795点以上 | 約15.0% |
| 745点以上 | 約22.3% |
| 695点以上 | 約31.6% |
| 595点以上 | 約52.0% |
TOEICのスコア分布は5点刻みではなく50点ごとの区切りで公表されているため、700点ちょうどの順位は出せません。ただ、700点は695点のすぐ上なので、
TOEIC700点は、おおむね上位3割前後
と考えると分かりやすいと思います。「100人受けたら上から30人くらい」のイメージです。実施回によって数字は多少動くので、あくまで目安として見てください。
平均点・偏差値・CEFRで見るTOEIC700点
平均点より約100点高い
公開テストの平均点は、実施回によって差はあるものの600点前後です。700点は平均より100点ほど高いスコアになります。
偏差値は約56(参考値)
TOEICには公式の偏差値はありません。参考として、TOEIC850点の記事と同じ計算方法(IIBC公表の平均点598.1点・標準偏差166.8点)で計算すると、700点は偏差値約56です。
ちなみに同じ計算で、800点は約62、850点は約65、900点は約68になります。
CEFRではB1が目安
IIBCは、TOEIC L&RのスコアとCEFR(国際的な語学力の基準)の対応を、ListeningとReadingのセクション別に公表しています。
| CEFR | Listening | Reading |
|---|---|---|
| C1 | 490点~ | 455点~ |
| B2 | 400点~ | 385点~ |
| B1 | 275点~ | 275点~ |
700点をListening 350点・Reading 350点前後と考えると、どちらもB1の範囲です。ListeningとReadingのバランスによって判定は変わるので、「700点=B1」と断定はできませんが、目安としてはB1と考えてよいと思います。
TOEIC700点で「できること」と「まだ足りないこと」
ここからは、数字ではなく実感の話です。
できること:英語の資料やメールを「時間をかければ」読める
700点前後になると、基本的な語彙と文法はひと通り身についている状態です。英語のメールや資料も、辞書を引きながら時間をかければ内容を追えるようになります。
求人票で「TOEIC700点以上」「730点以上」といった条件を目にすることもあり、履歴書に書く意味が出てくるスコアでもあります。
まだ足りないこと:「時間内に」処理するスピード
私が700点台にいた頃、一番の課題はPart7(長文読解)を最後まで解き切れないことでした。試験終了間際に「あと5問!」と焦りながら、最後の数問を勘でマークする。そんな回を何度も繰り返していました。
700点は「知識はあるけれど、スピードが追いついていない」段階だと感じています。ここが800点との一番大きな差です。
「話せる」とは別物
また、TOEIC L&Rはリスニングとリーディングの試験で、自分が話す場面はありません。700点でも800点でも、英語で話す力は別に練習しないと伸びません。これは点数が上がっても同じでした。
今のスコアから700点まで、勉強時間の目安
IIBCの公式サイトでは「スコアを100点伸ばすには300時間前後かかるといわれている」と紹介されています。この目安で単純計算すると、700点までの勉強時間は次のとおりです。
| 今のスコア | 700点までの差 | 勉強時間の目安 | 1日1時間なら | 1日2時間なら | 1日3時間なら |
|---|---|---|---|---|---|
| 650点 | +50点 | 約150時間 | 約5ヶ月 | 約2.5ヶ月 | 約1.7ヶ月 |
| 600点 | +100点 | 約300時間 | 約10ヶ月 | 約5ヶ月 | 約3.3ヶ月 |
| 500点 | +200点 | 約600時間 | 約1年8ヶ月 | 約10ヶ月 | 約7ヶ月 |
| 400点 | +300点 | 約900時間 | 約2年6ヶ月 | 約1年3ヶ月 | 約10ヶ月 |
あくまで単純計算です。実際には、もともとの英語力や勉強の中身によって大きく変わります。
私の場合:300点台から約3ヶ月で680点
私の場合、300点台から勉強を始めて、約3ヶ月で680点まで伸びました。この頃の勉強時間は、平日1時間程度、休日2〜3時間程度です。
表の目安よりかなり早く伸びたのは、最初は基礎が抜けていた分、単語・文法・問題形式に慣れるだけで点数が上がりやすかったからだと思います。600点台までは「勉強した分だけ伸びる」感覚がありました。
勉強時間の考え方は、TOEIC850点に必要な勉強時間の記事で、スコア別にもう少し詳しくまとめています。
700点の次に待っている「730点の壁」
700点を取ったあと、私は710〜730点あたりで数ヶ月停滞しました。3ヶ月ほど連続で受験しても、点数が行ったり来たりするだけ。「これが自分の限界なのかもしれない」と思った時期もあります。
振り返ると、原因ははっきりしていて、
- Part7を最後まで解き切れていなかった
- 自分の弱点(どのPartで落としているか)を把握していなかった
- 新しい参考書ばかり増やしていた
の3つでした。700点までは「量」で伸びますが、そこから先は「弱点を分析して、やることを絞る」ことが必要になります。
最終的には、弱点を絞ったうえで最後の2ヶ月だけ朝晩に集中して勉強し、850点まで届きました。停滞の詳しい原因と対策は、次の記事にまとめています。
まとめ|TOEIC700点は「英語が得意」への入り口
- TOEIC700点は受験者の上位約3割(IIBCの公開データから計算)
- 平均点より約100点高く、偏差値は約56(参考値)
- CEFRではB1が目安(セクション別に判定)
- 英語の資料は読めるが、「時間内に処理するスピード」はまだ課題
- 今のスコアから700点までは、100点あたり約300時間が目安
700点は、間違いなく「英語が得意な人」の入り口です。ただ、そこから先は勉強の仕方を変えないと伸びにくくなります。700点を取れたら、次は「どこで点数を落としているか」を見るところから始めてみてください。
よくある質問
Q. TOEIC700点は上位何%ですか?
IIBCが公表している公開テストのスコア分布(受験者20,269人・平均601.5点の実施回)で計算すると、695点以上が約31.6%です。700点はおおむね上位3割前後と考えられます。実施回によって多少変動します。
Q. TOEIC700点はCEFRでいうと何レベルですか?
IIBCはListeningとReadingのセクション別にCEFRとの対応を公表しています。各セクション350点前後ならどちらもB1(275点~)の範囲で、700点はB1が目安です。
Q. TOEIC700点を取るには何時間勉強が必要ですか?
IIBCが紹介している「100点アップに300時間前後」の目安で計算すると、600点からなら約300時間、500点からなら約600時間です。筆者は300点台から約3ヶ月で680点まで伸びましたが、伸び方は人によって大きく変わります。

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